(疑問に思っているイメージ)
膝の痛みは棚(タナ)のせい?|生野区整骨院より
太ももの骨と膝の皿の間にある
タナとよばれるクラゲのようなヒダヒダの組織は
膝を曲げ伸ばしした際に骨と骨との間が狭くなって
太ももの骨に擦れてしまうことがあります。
特に屈伸運動の多いスポーツなどをしていると、
くり返し刺激が加わることでタナが腫れたり、
裂けて炎症を起こしやすくなります。
膝を屈伸するときには太ももの大腿四頭筋とよばれる筋肉が
主に使われるため、ストレッチ不足などによりここが
硬く緊張していると、膝の皿を引っ張る力が
強まることからタナ障害が起こりやすいです。
タナ障害の症状
・屈伸運動や起立時、階段昇降時に膝が引っかかるような感じがする。
・膝を動かすと「コリッ」「パキッ」「ボキッ」などの音がすることがある。
・膝まわりが重苦しい感じがする。
・膝の内側を押すと痛みがある。
・初期は膝を動かすと痛みが生じ、放置すると安静時も
ジンジンとした痛みが長時間続くようになる。
タナ障害は初期の段階できちんと治療すれば、
ほとんどの場合に症状が治まり、
再びスポーツができるようになります。
治療は、以下のような保存療法が基本となります。
1 炎症と痛みが収まるまで、運動を休止する。
2 抗炎症鎮痛剤(内服薬)や湿布などの
外用薬で、痛みと炎症を抑える。
3 超音波や温熱・冷却療法などの物理療法で、
膝周辺にある筋肉の緊張を和らげる。
4 大腿四頭筋の柔軟性を高めるストレッチや、
筋肉強化をはかる筋トレを行う。
1.2は主に病院で行う治療です。
我々が行う治療は3.4。
当院では鍼灸治療を行っています。
鍼灸には炎症による損傷の治癒能力をあげる効果があります。
血流を良くし痛みの成分を洗い流してくれる作用もあります。
さらに併用してテーピングもおこなっています。
テーピングは痛みを和らげたり、筋肉の機能を手助けしたり、
関節の位置を正常に戻したりする効果があります。